POP UP SHOP at 有隣堂 アトレ恵比寿店「暮らしにある“民藝”」フェア2023年5月6日(土)〜6月1日(木) 注染手ぬぐい、豆皿、紙もの雑貨、型染のランチョンマットなど・・・民藝をテーマに有隣堂さんが選書した本や民芸品と一緒にお楽しみください。 有隣堂 アトレ恵比寿店 恵比寿南1-5-5アトレ恵比寿5F 10:00 – 21:00 https://www.yurindo.co.jp/store/tokyo-ebisu/
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いつもオンラインショップをご利用いただきありがとうございます!kata kataでは2月19日(日)から「オンラインショップ限定 SALE」を開催いたします。期間限定の3つの特典をご用意いたしました。この機会に是非ご利用ください。 『オンラインショップ限定SALE』 2月19日(日)12:00〜2月26日(日)23:59https://katakata04.shop/ ①期間中「オンラインショップ」にて1000円以上のお買い物が20% OFF! ②期間中にお買い物いただいた方にはもれなく一筆箋 (2柄各3枚 計6枚入)をプレゼント!*無くなり次第終了とさせて頂きます。 ③2月19日(日)12:00〜「B品注染手ぬぐい3枚セット」を限定10セット販売致します。お一人様1セット、中身は届いてからのお楽しみ!
「手ぬぐいことば」のご提案
動植物を好んでモチーフにするkata kata。二人が企業からのご依頼で仕事を受ける際、気をつけている事のひとつに花言葉があります。花言葉の始まりは、17世紀頃のトルコ。 トルコでは、”花に思いを託して相手に贈るという風習”があり、日本にも、明治初期頃に西洋から伝わったそうです。根拠がどこにあるのか、誰の権限でそうなったのかは解りませんが、花言葉の中には「裏切り」「嫉妬」「悪意」「愚か」などのネガティブなものがあります。なので、頂いたお仕事では極力害の無い花言葉を持つ植物を選んでデザインをしています。 余談ですが、先に記したとおり”花に思いを託して相手に贈るという風習”があったトルコで、ある日突然「裏切り」「嫉妬」「悪意」「愚か」などの花言葉を持つ花が家に届く恐怖。想像してみました。でも、結局は花なんですよ。届くものは。かわいい風習ですよね。 この素敵で、奇妙で、かわいい風習をkata kataの手ぬぐいにも取り入れてみるのはいかがでしょうか。 kata kataの注染手ぬぐいには短冊のしおりが同封されています。このしおりにはその手ぬぐいのデザインに関連する「ひとこと」が添えられています。そこで、私は提案したいのです。 「手ぬぐいことば」 例えば、 あなたを尊敬してます。と相手に伝えたい時は、「ねずみと桃」がオススメです。 桃の木の下には何もしなくても花や実に惹かれていきものが集まり、自然に小道ができるということわざがあります。徳のある人の元へは、自然に人々が集まるという例えだそうです。そういう人間を目指そうと思って作った柄です。 しおりのひとことは、「花や実に惹かれていきものが集まり自然に小道ができていきます」となっています。 もうひとつ、 いつも少しだけ緊張感のある私とあなたの間柄。でも、あなたの真の優しさに私は気づいていますよ。と相手に伝えたい時は、「とら」がオススメです。 団子虫に歌をうたってあげているトラと鳥を描いています。トラの爪が鋭いので団子虫はハラハラしていますが、トラは穏やかにうたいます。 しおりのひとことは、「気が合う友だちですがトラの爪が鋭いのでだんご虫はハラハラしています」となっています。 最後は、 あなたのこれからの挑戦を応援しています。と相手に伝えたい時は、「うみ」がオススメです。 スワヒリ語のことわざ“Nyuma ni kweupe mbele ni kweusi”後方は明るい、前方は暗い通ってきたところは知っている分明るく感じ、これから行く未知なる場所は暗く感じる、という意味があります。うみの冒険をイメージして染めました。 しおりのひとことは、「航海の先にある未知なる場所が明るい事を願う」となっています。 今回挙げた3点は全て私がkata kataのデザインとしおりの「ひとこと」をみて思いついたものです。kata kataが普段より心がけている「ものがたり」と「会話」がうまれるデザインとは、まさしくこういうことなのだろうと思い、花言葉ならぬ「手ぬぐいことば」をご提案してみました。しおりの「ひとこと」が皆さんの想像力を刺激してくれるのではないでしょうか。 kata kataの手ぬぐいをプレゼントにお考えの際には(ご自分へのプレゼント含め)、是非「手ぬぐいことば」を想像してみてください。 アシスタント:タカイチカ
WASHI TAPE vol.2
kata kataの手ぬぐい柄で、そのままマスキングテープを作りました。柄は全部で6柄です。 へび、フンコロガシ、かに、わに、カミキリムシ、かば、と一貫性のない「いきもの」をアソートしてみました。 「手ぬぐいTAPE」制作のアイデアが出た時、どの柄がマステに適しているのか、今まで制作した手ぬぐいを一気に見返して、いろいろ候補を挙げながら吟味してみました。手ぬぐいの柄が細かすぎると20mm幅の大きさに縮小(手ぬぐいの元の大きさは 約350×900mm)された時に柄がつぶれて見えないのでは、という懸念点が出てきました。実は「kata kataの手ぬぐいといえばこの柄!」という売れ線の代表作(例えば「ハチドリ」とか、)を入れ込みたかったのですが、下をご覧いただくと、上段のデザインはディテールが細かすぎてなんなのかよく分からないですよね。そういう理由から、今回は細かい「線」のデザインは避けて、「面」でデザインされた手ぬぐいの柄を中心に選ぶことにしました。 kata kataの作家はブルー系の色味が好きみたいです。気を使わないと藍色・ブルー系の色味に偏ってしまうので暖色・寒色さまざま混ぜてみようと気をつけてアソートしてみました。 手ぬぐい1枚ずつハサミで切って使うのも、切らずに長いまま使うのもいいですよね。これから「手ぬぐいTAPE」、シリーズ化していけば面白いと思います。 同時に作った「ハチドリ」のマステはどこを切っても賑やかで華やかで、使いやすい柄だと思います。リピートの柄はやっぱり使いやすいですね。 アシスタント:タカイチカ
新柄についての小噺
*ヨコメ便り(横目で作家2人の制作風景を見守る営業・広報担当者が不定期に綴ります。) 「たこ」(右下)一見すると正義感満載のたこが小さな魚を守るために勇敢に立ち回っている様ですが、実際は魚群に驚いてスミを吐き、自分の吐いたスミにも驚いてしまっているという場面です。 基本登場生物みんな焦った様子です。生きるって大変。 「たこ」をモチーフにした手ぬぐいは10年程前に一度制作しています (左下)。型紙がボロボロになり、長い間生産中止となっていました。同じ図案の型紙を彫り直すよりも、違うものを作りたい気持ちが勝るようです。kata kataにはそういった理由から、消えていった手ぬぐいが多くあります・・・。2021年の「たこ」は前作とは構成を変えたようです。まずはたこが吐き出したスミの彫り方を整理したことで、登場人物たちに目が向くようになりました。モチーフの動きが分かりやすくなったのは、赤・水色・紺を色のかたまりで配置したことにもありそうです。 型染めの工夫「つり」 型紙を彫るときに忘れてはいけないのが「つり」です。写真 (左上)の中のピンク色の線を「つり」と言います。これは型染めの制約の一つで互いに繋がらないカタチは型紙から抜け落ちてしまいます。「つり」にはカタチどうしを繋げ、位置を保つ重要な役割があります。それに「つり」を図案の中にうまく取り入れることで独特な表現がうまれるように思います。よく見ると小魚たちはみんな繋がっていますね! 「かば」 広い背中は居心地が良さそう。大きな声では公表していませんが、かばのお尻の周りを泳いでいる小魚は、かばの糞を楽しみに集まってきているそうです。以前どこかの川の底に溜まった大量のかばの糞が原因で魚が酸素不足に陥る危険がある、という記事を読みました。うまく循環して、幸せに共生して欲しいと願っています。 「糊置き」布の上に型紙を置き、糊(のり)をヘラで均一にのばします。ヘラで糊を伸ばす様子は、どことなくケーキをデコレートしているパティシエのようです。型紙をそっとはがし、カタチが鮮明に見えた時、色の構成を考える楽しみが本格的に*始まります。 *下絵の段階から色を考えているケースもありますが、実際に染色される部分・カタチが見え始めるこのタイミングで頭の中でさまざまな色の組み合わせを想像をしながら作業を進めていることが多いようです。 「わに」ここに描かれているわには1匹でしょうか、5匹でしょうか。 色の心理効果はデザインにおいて重要とよくいいます。kata kataの2人も毎作品大切に色を選んでいます。描かれた「ものがたり」を演出する方法の一つが「色」だからです。シーンに合う色、登場人物の性格に合う色、季節に合う色、部屋に飾りたくなる色、話し合いながら数パターンのサンプルを染めていきます。こげ茶色の「ワニ」はなんだか強そうです、今回は優しい雰囲気のオリーブ色が採用となりました。 「りす」おいしい色に染まったどんぐりをみて嬉しそうに走り回っているところです。 サンプルを染めるkata kataの手ぬぐいは、自分たちで染めたサンプルを元に注染の職人さんによって染められます。過去の色レシピを見返し、あの時は成功だった、あれはちょっとダメだった、今回はこんな挑戦をしてみよう、いや、やっぱりやめよう、と堂々巡りすることが多々あります。理由は注染特有の「差しわけ」にあります。異なる色を染める場合、色ごとに糊で土手を作り、その部分に染料を注ぎます。(→参照)染料を同時に注ぐ事で「ぼかし」や「にじみ」の表現が可能となるのですが、この際に混ざる染料の色や相性にとても気を使います。kata kataの色レシピには15年に渡って試行錯誤して集めた色のデータが書かれています。新しい色の組み合わせは完成品を見るまでドキドキするようです。試行錯誤は続いています。 サンプルを元に注染の職人さんによって染められた手ぬぐいです。包みを解く瞬間はこちらまでドキドキします。 新作手ぬぐいはkata kataオンラインショップにて販売中です。ぜひご覧ください。 文:高井睦
kata kata 新作のご紹介
10月20日以降オンラインショップにて販売開始予定 帯のデザインにも是非ご注目ください。草原でお腹いっぱいに草を頬張るうしの姿を描きました。 「新作」kata kataの2021年カレンダーが染め上がりました。 A2サイズのポスターカレンダーです。 雄大な山々に囲まれて、のびのびと生きる「うし」の姿を描きました。暮らしを支え合う優しい仲間たちとゆっくりていねいに生きています。ゆっくりしすぎて、いつしか牛が不動の山そのものにみえてきました。 サイズ : A2 420×594mm 素材 :紙 (竹はだ110kg)/印刷 価格:1200円(+税) 注染手ぬぐい「草原のうし」 10月20日以降オンラインショップにて販売開始予定 「新作」 干支手ぬぐい 草原のうしです。通常の緑色と、100枚限定の朱色がございます。 サイズ : 約350×900mm 素材 :綿114% 徳岡 技法 :注染 価格:1600円(+税) *注染には多くの工程があり、すべてを職人が手作業で行う為ひとつとして同じものは存在しません。 10月20日以降オンラインショップにて販売開始予定 来年の干支である「うし」のポストカードが出来上がりました。「うし」が草をかき分けて前に進んでいます。 隠しアイテムのムスカリの花には、「明るい未来」「通じ合う心」「寛大な愛」という花言葉がある反面、「絶望・失望・失意」という意味合いもあります。まさに、「色々あった今年から、次に進もう!前向きに行こう!」というメッセージを集約した様な花なのです。「乗り越えた先にある希望」を期待しつつ仕上げました。あくまでも隠しアイテムですのでさりげなく足元に咲かせました。 サイズ: W.148 × H.100mm 素材:紙 印刷 価格:150円(+税) 原画は型染めにより製作されたものですが、こちらの商品は印刷です。 10月20日以降オンラインショップにて販売開始予定 「新作」ねこの家族が暖かい日差しの元、ふわふわ の原っぱでじゃれて転げて楽しそうです。 サイズ : 約350×900mm 素材 :綿106% 徳岡 技法 :注染価格:1600円(+税) Mini 型抜きカード オンラインショップにて販売中 サイズ:…
くたびれた手ぬぐい
kata kataが手ぬぐいを作り始めて15年以上が経ちました。私たちがクタクタになるまで使い続けてきた手ぬぐいは、長年の洗濯で揉まれてだいぶ色褪せてきました。生地も柔らかくなり、肌触りがとても良くなっています。畳んで引き出しに入れてあるくたびれた手ぬぐいを見ていると、私たちの暮らしの歴史が見えてきて少し誇らしく思います。手ぬぐいを使う暮らしというのは、自然と使い捨ての習慣が少なくなります。自然と丁寧に暮らせる様になるのが、手ぬぐいのある暮らしだと思います。最近になって環境保全について強く論じられる様になってきました。大きいことは言えませんが、とにかく持続して手ぬぐいを使っていこうと思っています。 *色褪せは何年もの洗濯の歴史です。ご購入後すぐに色褪せする事はございませんのでご安心下さい。 kata kata has been making Tenugui for over 15 years. Tenugui that we keep in our kitchen drawers are so worn out and the color got faded over many years of washing. The cotton fabric became softer and feels better. Looking at those worn-out Tenugui, We feel a little proud of our…
About Chusen
Today’s Chusen dyeing technique was developed in the Meji era (1868-1912). Tenugui are dyed by hand, resulting in slightly inconsistency in the color and can enjoy the Blur technique depends on the design pattern. The design permeates the fabric, so that it can be seen clearly on both sides. 今に伝わる手ぬぐいの染め方「注染」が確立されたのは明治になってからです。職人の手によって染められる手ぬぐいには計算された滲みやボカシの技法がみられ、毎回少しずつ表情が違う仕上がりになります。 両面綺麗に染め上がるのも注染の手ぬぐいの特徴です。 Place the stencil on…
About Katazome
型染めは日本の伝統的な染色技法で、 染め上がるまでには多くの工程を必要とします。 Katazome is the Japanese traditional method of dyeing fabrics. It has many delicate process from the start to finish. kata kata は全ての工程、下絵のデザインから 染め上がりまで一貫して手仕事により行っています。 The design for the stencil is traced onto Shibugami tannin paper. The stencil is then cut out of the Shibugami paper. Shibugami: The paper made of layered washi paper that…